今回の台風21号では大規模な被害に見舞われました。
いろんなところで、屋根が飛び、瓦が落ち、落ちたものが強風に煽られ飛んできて窓ガラスが割れた…という場合も。
台風の恐怖を改めて学んだわけですが、その台風によってもたらされたのが、後片付けや修理です。
持ち家の方は特にこれからの修理が大変ですし、同じような被害を経験した際、気になったのが瓦や窓ガラスなどが高騰したこと。
普段の二、三倍の値段で瓦が売られており、他にもいろいろとお金がかかるのに、こういう時にさらにお金がかかってしまう。
しょうがないこととはいえやはり保険に入っている方はどうにかして保険適用してもらい、できるだけお金の負担を少なくして快適に生活できる元どおりの家にしたいですよね。
その家の修理などに保険は適応できるのかどうかなどを中心に紹介します。
台風で瓦や水漏れした場合保険の適応されるのか?
いろんな保険があるので、まずはご自分の加入されている保険をもう一度確認してもらいたいのですが、損保ジャパンの場合、「火災保険」に入っていれば、補償は適応されますが、ポイントとなるのは、今加入している火災保険は何に対しての保険になっているか?(保険の対象はなんなのか?!)ということです。
火災保険と一言で言っても、建物と、家財それぞれに火災保険をかけていた場合、建物も家財も保険対象内に入ります。
一方で、建物だけを対象にした場合は、建物の損壊は、保険対象にはいるけど、家財が壊れても保険対象には入りません。
ただ、台風で、屋根瓦が破損してしまったり、飛んで行ってしまったり、物が飛んできて壁などに穴が空いてしまった場合は保険対象となります。
保険の適応の場合いくらぐらいもらえるの?
火災保険の保険金額を限度として、算出の方法があります。
損害額-自己負担額=損害保険金
・ 損害額は、再調達価額(今回台風で損害に遭った建物や家財と同じぐらいのものを新たに建てたり、買ったりするのに必要な金額のことです。)を基準として算出されます。
・自己負担学とは、保険を支払っている人が負担する額です。
自己負担額は保険を払う人が設定することができ、その自己負担額を払うことで保険料を抑えることができます。
つまり、何か事故があった時にたくさんもらうのであれば、自己負担額なしで保険料をたくさん払い、何かあった時にあまり払いたくないのであれば、保険料をしっかり払う必要があります。
台風の影響での雨漏りも保険適用されることが多いのですが、経年劣化による雨漏りや、新築の時からしている雨漏り、ソーラーパネル設置しての雨漏り、屋根塗装の影響での雨漏り、リフォームなどの雨漏りなどは適用外になるので(台風の影響ではないので)注意して下さい。
保険が適応されるまでの順番
保険加入者が保険会社へ連絡する
↓
保険会社から保険加入者へ連絡がいく。
↓
損害状況を保険加入者と、保険会社の人が確認する。
↓
保険加入者が保険会社へ書類を提出する。
↓
損害箇所の調査を行う
↓
保険金の支払い。
必要な資料もあるので、保険会社の方に確認が必要です。
ちなみに本当に考えられないほど巧妙な悪質業者も中にはいます!
必ず信頼できる火災保険に精通した業者さんと建物破損の状況を確認して下さい!
保険の支払いはいつか?
よっぽどいいところか、毎回お世話になっている保険会社さんではない限り基本的に申請してから保険が支払われるまで時間がかかります。
ただ、そのままにしていてもさらに状態は悪化してしまう。
修理をうやむやにして、二次被害などが出てしまった場合、火災保険が適用は難しいです。
実際、保険がおりるまで修理をしたくないという方もいらっしゃるでしょうが、とりあえずさらなる状況悪化につながらないためにも応急処置などすることをおすすめします。