京都の飲食店で、提供が禁じられている牛の生レバーを提供したとして、京都府警は29日、京都市の飲食店経営者の男(43)を食品衛生法違反容疑で逮捕しました。
今回提供されていたメニューには、「あかんやつ」と記載されていて、従業員が「生で食べるかは自分で決めてください」と説明してたとのことです。
今回はその飲食店のお店の詳細と、どんな罪に問われるのか?!などを紹介します。
メニュー「あかんやつ」の生レバーはどうして発覚した?
今回発覚したのは、お客さんとして、来店した府警の警察官が気づいたんだとか。
京都のお店で生レバーを「あかんやつ」って名前で提供してて捕まったらしいけど、店側は(焼かんと)「あかんやつ」っていう意味で販売してたと供述してるの関西弁の面白さが出てて良いな。(販売したら)「あかんやつ」だったわけだし pic.twitter.com/4zpS3MVOqb
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2018年10月29日
ちなみにこの「あかんやつ」は、1100円。
「売り切れご免」のカテゴリーに入っているところを見ると、やはり人気があったんでしょうか。
もしくはそんなに大量に仕入れてなかったのかもしれません。
ちなみに従業員さんに言わせると「あかんやつ」というのは、”焼かなあかんやつ”という意味だったと説明。
メニュー「あかんやつ」の生レバーを提供していたお店は?
お店の名前は、個室焼肉「ごっこや」ですね。
なんと食べログのメニューにも「あかんやつ」というメニューが!
>> 食べログ「ごっこや」のページ

ちなみに、こちらの焼肉店は、値段も安くて味もまずまずのよう。
さらに、女将さんんと大将のサービスもいいようですね。
そして口コミを見ていると、意外とレバーを食べていらっしゃる方結構多いので驚きます。
やはりメニューに「あかんやつ」って書いてあったら気になって頼んじゃいますよね。
生レバーが禁止されたのはいつから?
昔は確かに生レバー食べてた方結構いらっしゃいましたね。
ただ、2012年に牛のレバ刺しは法律によって提供を禁止されています。
>> 厚生労働省のホームページ
きっかけとなったのが、2011年4月、富山県の焼き肉店での事件。
死者5名を出す食中毒事件が起き、被害者は合計181人とも言われるほどでした。
そして、その被害にあったお客様のほとんどがユッケなどの生肉メニューを食べたことによる食中毒が原因と考えられています。
(※ ただし、これは店だけの責任ではなく、肉の卸業者の衛生管理も不届きが原因とされています。)
結果的に、今まで大丈夫だといわれていた牛レバーの内部からもO157が検出されたことを受け、国は牛レバーの生食の問題を無視することができなくなり、2012年7月から、食品衛生法という法律によって、牛の生レバーを食べることが禁止されたというわけです。
今回生レバーを出したお店の罪はどうなるの?
今回は、生レバーをお店側が提供したことになり、食品衛生法違法で、『2年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処する』とされています。
今後の展開が気になるところですが、何よりこのお店で食中毒の方が出なかったことだけが幸いですね。