BuzzFeed Newsさんの取材で今回、著作権を無視してサイトを運営していた漫画の海賊版サイト「漫画村」の運営者とみられる人物を、日本の弁護士が特定したことがわかりました。
今回のニュースはいろんなところで話題になっていますが、それに伴い
・漫画村は一体どのくらい稼いでいたのか?
・特定された運営者はどんな人だったのか?
・運営者が特定されて賠償金はどのくらい支払わなければならないのか?
を中心に今回は紹介します。
漫画村とは?!
海賊版の漫画が見れるサイトです。
海賊版と書いてある通り、こちらのサイトは正式なものではありません。
そのため違法が訴えられて2018年4月17日から接続できなくなってしまっています。
漫画村はどのくらい稼いでいたのか?
KAIーYOの記事で、Webサイト分析ツール「SimilarWeb」で見てみると2018年1月の時点で、どのサイトを利用したのか?というサイトランキングに関しては、「漫画村」は31位!
その下の32位がライブドアなので、かなりの人数が漫画村を利用しているのがわかります。
実際どのくらい人が利用していたのかというと月間利用者数(UU)は約9892万人とのこと。ここでどのくらい稼いだのか計算する上で必要になってくるのが、PV数です。
UUとは、ユニークユーザーの略で、サイトを訪問したユーザー数のこと。
そしてPV数とはページビューの略で、閲覧されたページの総数のことを言います。
PV数によって運営しているサイトが稼いでいる金額が変わってきますが、このpv数の計算の仕方として
訪問者数×回遊率=PV数
という公式に当てはめればいいので、当てはめてみます。
ただ、ここで回遊率については不明です。でも、漫画なのでいろんなページを読みますよね。
だから、1とか2ではないはずです。ということで、だいたい5として考えてみると
訪問者数×回遊率=PV数
9892万×5=約4億9万4600PV
となります。そして一般的にグーグルは1PV0.2円と言われているので、そこでまた計算するとだいたい1000万円でした。
ただし、ここで注意が必要です。
漫画村の場合、アドセンスが貼れないようになっているので、そんなに先ほどの計算のように稼いでいるというわけではなかったかもしれませんし、漫画村には、裏広告という仕組みがあって、それを上手に利用して広告費を稼いでいたのかもしれません。
結局いくら儲かっていたのかというのは、この運営者がわかったときにいろいろと明るみにでるんでしょうね。
漫画村運営者に対しての罪は?
著作権侵害は犯罪であり、被害者である著作権者が告訴することで侵害者を処罰することができます(親告罪)。著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定めれれています。
法人などが著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。参考:公益社団法人著作権情報センター http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime8.html
漫画村は違法と言われながらも継続され、サイトランキングでも上位表示されるようなメガサイトだったため、それなりの反省を求められることになります。
気軽に情報をアップできるインターネットですが、その使い方を間違えると結果的に大変なことになりますね。
今回のニュースはいろんなところに影響を及ぼしているので地上波ニュースでも引き続き報道されるかと思います。要チェックですね。
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