紙幣が2024年を目処に新しくなります。
今までは、1万円札が福沢諭吉から渋沢栄一に、5000円札が樋口一葉から、津田梅子に。
そして、千円札が、野口英世から北里柴三郎になるわけですね。
それぞれのお札が同じジャンルから選ばれていますが、今回の3人を選んだ理由が、
・ 鮮明な写真が残っている
・ お札にふさわしい品格の顔
・ 国民に親しまれている人物
ということで、そのお札には、偽造防止対策として、お札を傾けると3Dの肖像が同じように見える最新のホログラム技術を使っているんだとか。

そんな大事な大事なお札の基となっている紙幣の肖像は誰が描いているのか気になります。
紙幣の肖像がは誰が描いてる?
実はこのお札の肖像がは有名なデザイナーなどが描いているわけではなく、高い技術をもった工芸家の人がかなり細部の細部までこだわって描かれています。
また肖像がを描くだけではなく。
① 肖像画など原図が描かれる
高度な技術の工芸家の手によってお札の原画が筆と絵の具を使って描かれます。
この時に精巧な写真を元にして絵が描かれていくというわけですね。
② パソコンで彩紋などの原板が作られる
ここでは、最新のデジタル製版技術を使って美しくもあり、偽造防止対策も兼ね備えた模様が作られます。
③ 彫刻刀で原板を作る
彫刻刀で、銅板に特殊な線を一本一本彫刻していく。
④ 原板からメッキをほどこして製版に入る
⑤ 国立印刷局で印刷
国立印刷局が独自に開発した印刷機で印刷していきます。
お札をさわると独特の凹凸感やザラザラ感がありますが、ここの国立印刷局の特別な印刷機を使うことでできるわけですね。
さらにかなり細かな線や点もしっかり印刷できるというわけです。
お札を変えるとなると、変えた後の対応(自動販売機などの切符購入など機械の調整)が大変そうにかんじますが、実際お札を作るまでにも相当の技術と労力と人間の手がかかっているわけですね。