原裕美子さんが、12月3日の万引きで2度目の裁判が行われ、記者会見を開きました。
原裕美子さん元マラソン選手 pic.twitter.com/TQI5dyIsfs
— ひつじ (@hitujinoiineta) 2018年12月3日
かなり憔悴しきっている原裕美子さん。
最初の挨拶では、今後自分の人生に与えられた使命なんだということを感じ、病気を治しながらも一緒に苦しんでいる人にも勇気を与えて、この病気の知名度が高まり、苦しむ人が少しでもへっていくように人生を全力で生きていきたい。
と話されており、記者会見では、徐々に前向きな意見も言われていました。
原裕美子さんの病気『窃盗症』とは?
今回、原裕美子さんは、『窃盗症』という言葉が出てきましたが、この窃盗症といいのは、
物を盗もうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返されること。
窃盗する時に快感や満足感、開放感を得ることができる。
などの症状があります。
原裕美子さん自身も言っていますが、万引きという行動は、自分の気持ちでどうにでもなり、自分の気持ち次第で治るものなんだと思っていたけど、やめられなかった。
病院の先生の「病的窃盗・摂食障害」ですと医師に言われて、病気だから窃盗をなおしたいと思ってもなおらなかったんだと思ったんだそうです。
窃盗症が起きた原因は?
今回原裕美子さんが自分が窃盗症になった原因というのがいくつかあると分析されています。
実業団「京セラ時代」の厳しい体重制限

実業団の時は、体重管理をとにかくしっかりさせられたそうです。
その時の体重管理は1日4回〜6回体重を測らなければならず、徹底した食事管理の上に監督からあれを食べるなこれを食べるなとさらに制限されるという状態だったようで、それに伴い、食べ物の執着心も強くなっていったんだとか。
さらに、体重管理で自分でも気をつけようとしているのに、追い討ちをかけるように言われ、まさにペットを躾けるような厳しい毎日を続けなければならず、もともと走るのが好きでたまらなかったのに、走るのは仕事だから仕方がない。目標があるから走るんじゃなくて体重を落とすため、怒られないようにするために走る。とにかく苦しい、きつい、やめたい、でもやめるわけにもいかない。あとは怒られたくない。
という状態だったんだとか。
突然の結婚破棄
原裕美子さんは、2017年1月9日に、籍を入れされてほしいと両親にも挨拶をすました婚約者がいらっしゃいました。
しかしその人が、結婚式の前日である1月8日に電話がかけてきて、結婚式ができなくなってしまったとのこと。
本当に信じていた人から裏切られただけでなく、辛い思いをして耐え忍んで貯めた数百万というお金を結婚資金として使ってしまい、辛かったようです。
その騙された結婚相手ですが、地元の男性とまではわかっていますが、それ以上の情報はありませんでした。
コーチに数百万騙される
当時お世話になったコーチが会社を設立するということで、出資をお願いされたとのこと。
その際、最初の出資に400万。
その後300万。さらに、置き引きにあってしまったということで50万。そして、お金が足りないということで30万貸したと話されています。
それから、おかしいと思い調べたところ、会社としての登記もされていなかったとのこと。
それ以外にもそのコーチとは金銭面で、交通費の立て替えがされなかったり、給料が払われなかったりして、それがきっかけで万引きするきっかけになってしまったんだとか。
窃盗症は完治するのか?
施設での治療をされいらっしゃるようで、先日も買い物に行ったところ、これはここが安い、あれはあっちが安いときちんと値段の計算もできたし、そういう万引きしようという気持ちにならなかったと快方に向かっているようで、治療をしっかりすれば、きちんと病気を克服できるようです。
その原裕美子さんの病気に対する快方次第で同じように窃盗症で悩んでいる人にも光がさすのではないか?と裁判官も前向きに考えての判決だったようで、その裁判官の言葉にも救われたといったことを原裕美子さんは話されていました。
また、今の会社の人たちは自分のことを全て知っているけどもそれでも受け入れてくれるし、会社にいくのがとても楽しいということを話されていたので、病気を克服できるのももうすぐではないでしょうか?