スルガ銀行が、シェアハウスなど不動産投資向け融資で資料改ざんなど不正がありました。
その不正には、役員や支店長など多くのスルガ銀行の行員が関係していることが明らかになっています。

そのニュースの影響で、
・ 株価など影響はどうなったのか?
・ スルガ銀行の運営は大丈夫なのか?
ということを中心に紹介します。
シェアハウス関連ニュースで株価の影響は?
スルガ銀行のニュースが発覚されたのが、今年の春あたりですがそこから徐々に株価が下がっています。

9月7日に第三者委員会によってのリポートが出され、いろんな不正が明らかになっています。
この内容がさらにテレビや雑誌などで報道されると、スルガ銀行の信用はなくなりさらに株価が下がることが予想されます。
スルガ銀行は倒産しない?
今回の不正が明るみになり、気がかりなのがスルガ銀行って倒産(破綻)したりしないのか?ということです。
特に銀行に預金をしている人にとってもとても重要で心配なことでもあります。
スルガ銀行は、2018年3月期に155億円の貸倒引当金の計上を行いましたが、これは前年同期比で、約70億円の減益となっています。
今後新しく貸倒し引当金繰入をした場合はさらなる赤字となることも考えられます。
さらに問題なのが、今回の件がきっかけでスルガ銀行の融資が減っていき利益収益が徐々に圧迫されることです。
もともとスルガ銀行の戦略は融資を増やして、高利貸しすること。
だからこそ、スルガ銀行は審査基準をある程度ゆるくして間口を広げていたはずなのに、今後は審査基準が厳しくなるのは避けられません。
さらに、今回の不正事件で、金融庁は相当重い行政処分を出す可能性も高いです。
そうなると他の地方銀行と統合する可能性も。候補の一つとして選ばれるのが静岡銀行でしょうが、これだけの不正を働いていてイメージが悪くなっている銀行と統合しリスクを背負うのは結構覚悟が必要です。
どちらにしろ、かなり窮地に追い込まれているスルガ銀行、今後きちんとした説明をしていく必要があります。
スルガ銀行が倒産してもペイオフ制度がある
まかりにもスルガ銀行が倒産してしまった場合は、日本にはペイオフ制度があります。
こちらのペイオフ制度とは、銀行が経営破たんしたときに、1000万円までの預貯金を保証する制度のこと。
このペイオフの対象となるのは以下の口座
・普通預金口座
・定期預金口座
・貯蓄預金口座
・決済用預金口座
・当座預金口座
ペイオフ対象とならない預金もあるので注意してください。
・外貨預金
・外貨定期預金
・譲渡性預金
・仕組預金