岩手県雫石(しずくいし)町に供給をしている民間経営の水道業者が追加料金払わなければ来週水道が止めると通告しました。
今回の追加料金はいくら?
今回追加料金が請求された世帯は、民家やペンションの35軒。
さらに追加料金額は、9月と10月分の50万円9633円。
これを支払わなければ、12月17日から水道供給を停止すると通告。
追加料金はどうして発生したの?
今回の追加料金について民間業者は、「井戸水をくみ上げるポンプの電気代が支払えなくなったためと説明している。」
この民間業者は、水道の開発時から携わってきたそうですが、最近は住民が死亡したり、連絡が取れなくなったりして、水道料金の徴収が難しくなり、経営が悪化していたようです。
事業会社は、8日に住民説明会を行いました。
そこに、非公開で住民約20人が参加されました。
その説明会での担当者の説明は、
・経営悪化で東北電力に支払う水源ポンプの電気料金9、10月分を滞納中で住民に負担を求めること。
・支払わなければ17日に水道供給を停止すること。
・今後も水道料に電気料を上乗せすること
を説明しましたが、住民からは、
「(止めるぞという)強迫的な話ばかり。なんと頼むと頭を下げたらどうか」
「(水道を)止めるという話が出てきたのがおかしい」
という声があがっています。
この民間業者はどこ?
この水道業を担当している民間業者は、仙台市青葉区イーテックジャパンというところです。
株式会社イーテックジャパンの情報|国税庁法人番号公表サイトhttps://t.co/7aIv82bcDc
宮城県仙台市青葉区大町1丁目2番23号桜大町ビル pic.twitter.com/eRVGULSX5K— うちまめ (@ommzk) 2018年12月10日
水道会社としては、「なんでこっちが頭を下げるのか。うちは水道供給を止めた方が赤字は減るんですよ」という態度。
今後の対応は?
雫石町の対応としては、「一番最寄りの公民館を給水所として開放するよう検討中です」ということですが、民家から給水所まで、14キロも離れています。
水は生活になくてはならないもので、これを一方的に停止するというのは脅迫に近いですよね。
値上げをするにしても、しかるべき態度で、透明性で、丁寧な説明が必要になってきますが、雫石町の住民には、水道会社の説明はそう見えなかったということですね。
きちんと払い続けている住民のためにも、早急な解決をする必要がありますね。