記者会見では、当時の社員Aさんの仕事状況や、給料面などについて。
またパワハラ行為について弁護士さんが説明されています。
芸能プロの当時の仕事状況や給料面は?
部下Aさんの基本的な勤務時間11時。
出社終電まで仕事するのが日常的だったようです。
2015年の年は休みは記憶があるだけでも、30日ほどだったようです。
また、イベントなどがある時は、出演者などの調整や台本なども担当しており、業務によって1週間以上自宅に帰れなかったり、3日以上寝れなかったりしたとのこと。
これだけですごいことですが、当時の給料は3〜4万円。
その後、2015年の鍋事件以降は、72000円に上がったとのこと。
が、ほぼイベント業務、スカウト業務で休みもしばられていたということです。
また、浜松でのイベントがあった際も、送り迎えはAさん。帰ってきてから疲れていても「まだ仕事あるだろう」と家に帰させてもらえず、そのまま事務所で仕事をしていたとのこと。
芸能プロ社長のパワハラは?
・ 寝坊して遅刻すると半日以上正座して業務。
・ 遅刻した時に罰金として10万円の支払い(すでにお金は返されているようです。)
芸能プロ社長の鍋事件は?

渋谷のAさんが予約した居酒屋で午後8時から忘年会が始まります。
メンバーは社長と、事務所タレント、取引先クライアントとAさん。
その時社長から「おもしろいことをやれ」と言われますが、できないことを伝えるとY社長は飲めという発言。
Aさんは柑橘系のお酒が飲めない体質だけども、レモンサワー飲めとピッチャーで一気飲みをすすめ、飲み始めると底を持ち上げて飲酒を強要する行為もされたようです。
その後、動画の通り、Aさんの首をつかみ沸騰している鍋に2回押し込んでいます。
1回目はY社長が首を掴んで鍋の中に押し込み、2回目は、Aさんが鍋の上で顔をとめるも、芸能プロ社長が首から頭部に手をまわし押し込むという状態。
鍋の中に顔を入れられたAさんは、下に顔をずらしますが、そのまま芸能プロ社長の手はあります。
その後、鍋自体がこぼれおちるわけですが、その行為については、Y社長から謝罪の言葉はなかったようです。
そして、忘年会は11時前に終わります。
その時に芸能プロ社長は、「顔がほんとやばいから帰った方がいいよ。」との言葉のみで、病院に連れていくことはしなかったようです。
結局、Aさんは家に帰ろうと電車に乗りますが、寝過ごし大崎でおりてタクシーで渋谷の事務所に戻ります。
それから友人に電話して来てもらうとあまりの火傷のひどさに友人が運転して病院まで連れて行ってくれたようです。
4時15分の診療記録には、額や鼻、頬に表面剥離あり、水泡がつぶれいているなどと記載されており、実家に帰ります。
その後、実家に芸能プロ社長がやってきて言われたのが
「お前自分から頭つっこんだんだよな
何日後から出社できるの?2、3日後から仕事できるよな?」
本人が「空気感染の可能性などもあって無理です。」
と言うと、結果的に2、3週間休めたのだらしいです。
その後Aさんは、2016年の8月にこの事務所をやめています。
芸能プロ社長のことを今言ったのか?
事件当時は2015年ですが、3年経った今になってこのことを言った理由は、実は、Aさんの事務所は、Aさんがきっかけになって所属することになったモデルやアーティストがいらっしゃたとのこと。
その方々の配慮から当時言うのは抵抗感があった。
3年経った2018年に、多くのモデル、アーティストが所属事務所からいなくなって社長だけになったというタイミングと、以前は社長の仕事を手伝っていたが、それもなくなったというこのタイミングで周りに当時のことを言ったらこれはやばい!ということになり雑誌などに提案したとのことです。
このことは、社長には連絡しておらず、(今年の8月27日にY社長に連絡してその後の連絡はしてない)
今後、渋谷警察に刑事告訴し、不法行為損害賠償についてもすすめていく予定なんだそうです。
芸能プロの部下の質疑応答について
声が変えられてる!#芸能プロ #記者会見 pic.twitter.com/BVbXv9ZOPo
— ひつじ (@hitujinoiineta) 2018年11月22日
声が変えられていたので、ちょっとわかりにくかったのですが、聞き取れるものだけ紹介します。
Q 当時従業員は?所属していたタレントは?
A 従業員はその時自分と社長の2人だけ。所属しているタレントは20人ぐらい。
Q 今その事件の後遺症はあるのか?
A 普段生活支障はないけども、夏の日焼けの時はかゆみがでたり、冬になるとかゆみがでたりする。また精神面においても鍋を見ると思い出す。忘年会シーズンになるとフラッシュバックする。
Q 社長に今回のことは連絡したのか?社長にどういう処罰をしてほしいか?
A 芸能プロ社長には今回のことは伝えていない。社長には罪をつぐなってほしい。具体的には法的な処置をしてほしい。
Q 鍋事件の時周りの人周りの様子でどうして誰もとめなかったのか?
A 所属していたモデルやアーティストは社長にはさからえない状態にあったからではないか。
Q 本人的にも拒否することはできなかったのか?
A パワハラについても、その時拒否すると後日怒られることがあったのでやるしかないなという感じだった。
Q 本当にその時嫌がっていたのか?そう見えない部分もあるが・・・
A いやだったけど、その場の空気をこわしてしまうと、後日怒られてしまったり、その場の周りにいるクライアントさん、モデルさんの空気もこわしてしまうので従うしかなかったが、一番はその芸能プロ社長が怖かった。
その当時は鍋に顔を入れる恐怖よりも、社長の方が恐怖だった。
実際、周りの人に助けられていたけども、社長に洗脳されていた感じで、周りの人にも「大丈夫です」と言っていた。
Q 社長は表の顔と裏の顔があった?
A 自分は社長のことを「ピエロ」と呼んでいた。
例えば、イベントを主催する時にスタッフが足りないから友達を呼んでと言われて友達をぶと、日給1万円などお金をあげたり、ご飯をご馳走していたりしたが、自分は1ヶ月みっちり働いて72000円前後。
周りにはとてもいい顔をしていた一方で自分の扱いはひどかった。
Q なぜ入社したのか?
A 当時大学生のころは、いい人で、従業員の人がやめて一緒にしないか?と誘われたのがきっかけ。