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祇園祭2019お稚児さんの決め方は?歴代の選ばれた子供や役割&費用も調査!

京都の歴史ある祇園祭で大事な役割を果たすお稚児さんが、京都市立御室小4年の中西望海君に決定しました。

京都祇園祭 お稚児さん

中西望海君のお父さんもお稚児さんを務めたということで親子2代でこの大役を務めることになります。

今回はその京都・祇園祭でのお稚児さんについて紹介します。

京都・祇園祭でのお稚児さんの役目は?

お稚児さんの役割は『神様の代わりに神様となる』ということ。

昔から子供には神霊が降臨すると考えられており、その役目を担います。

お稚児さんには、家来役の禿(かむろ)と呼ばれる少年2人がいます。

そして祇園祭の時には、

・ 7月1日の「お千度」

・ 7月5日に舞を披露。

・ 7月7日に八坂神社に参拝

・ 7月13日巡礼

・ 7月17日の前祭の巡行では、四条通に張られたしめ縄を太刀で切る。

と神様に代わっていろいろな仕事をこなさなければなりません。

もともと疫病・災厄を除くためにはじまったとても神聖なお祭りなんですね。

さて、年に1回京都を代表する特別なお祭りでの特別な役目を果たすお稚児さん。

一体どうやって選ばれるのでしょうか?

京都・祇園祭でのお稚児さんを選ぶ方法は?

気になるこのお稚児さんを選ぶ方法ですが、「長刀鉾保存会」によって、まず京都の資産家の中から8~10歳の男の子を選びます。

資産家を選ぶのは、この「お稚児さん」になるとものすごくお金がかかるから。

例えば、お稚児さんになったお父さんは羽織袴・お母さんは紋付の着物を新調する必要があったり祇園祭の関係者の飲食・接待 ハイヤーの手配も稚児家が負担しなければならずかかる費用は総額2千万円以上だと言われています。

その後、1人選ばれるわけですが、その選び方はすべて秘密裏。

ただし、

・ 過去1年以内に家族内で不幸があった子供

などはお稚児さんから除外されるなどのルールがあります。

“ひつじさん”
“ひつじさん”
結局その地区の資産家というのは限られてくるので今回のように親子でお稚児さんをしたり、兄弟でお稚児さんをしたりというケースも多いとのこと。

歴代お稚児さんは?

2019年のお稚児さんさんは、京菓子鼓月(京都市)の社長さんの息子さん。
>> 京菓子湖月の公式ホームページ

今までの歴代お稚児さんも資産家の方が多かったようです。

お稚児さん 「お稚児さん」父親の職業・会社
2018年 小林勇太朗君 さかいだに幼稚園副園長小林育朗さん
2017年 林賢人君 川崎機械工業の社長さん
2016年 粂田龍志くん ヤサカ観光バス社長
2015年 内藤颯大くん 呉服会社社長
2014年 平井誠人くん 漬物会社社長

ざっと見ても、どの年もやはり資産家の息子さんがお稚児さんを務めています。

お金は確かにかかりますが、1年に1度神様の代わりになる大切なお役目です。

今年も楽しみですね。


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